31 7月 カリフォルニアでSix Cloves Winesの平林園枝さんと再会|ワインラベルデザイン

6月中旬、クライアントである【Six Cloves Wines】の醸造家・平林園枝さんにお会いするため、アメリカ・カリフォルニアを訪れました。
ご縁あって、毎年ワインラベルのデザイン制作を担当させていただいています。
普段はオンラインでのやり取りが中心なので、実際にお会いするのは4年前の東京以来、今回が2度目。
それでも、そんな時間を感じさせないほど園枝さんはフレンドリーで、お優しいお人柄に改めて感動しました。
現地のワイナリーで流暢な英語を話し、醸造家として堂々と活躍する姿に、海外での挑戦の大きさと凄みを感じました。
そのような方のワインに、ラベルデザイナーとして関われていることに、改めて嬉しさと感謝の気持ちが募ります。
現地ワイナリーでの貴重な体験
当日は、園枝さんのご友人のワイナリーでテイスティングを体験させていただきました。
樽に囲まれた雰囲気の中、園枝さんによる丁寧なワインの説明があり、どんなシーンで飲まれるのか、どんなお客様が手に取ってくださっているのかなど、具体的に教えていただけたのが印象的でした。

これまで、完成後のラベルが実際にボトルに貼られた状態を見る機会が少なかったのですが、
紙の凹凸感がデザインとぴったり合っていて、ラベルを数枚分けていただきました。

ラベルに込めた意味とデザインの工夫
「Six Cloves(シックス・クローブス)」というワイナリーの名前は、園枝さんのご先祖が北陸で営んでいた薬屋の屋号「六丁字」に由来しています。
この花をラベルで表現するにあたり、「日本人らしさ」と「大胆さ」の両方を意識したデザインを目指しました。
花びらの流れ、水彩のにじみや質感など、何十回と修正を重ねながら、その年の畑やワインに込められた想いを、毎年新たな色と構成で表現しています。

食と自然、そして対話の時間
テイスティングの後は、海岸沿いのドライブや、現地ならではの牡蠣料理をご馳走になりました。
国の文化、言語、移住や醸造に関わるさまざまな話をしながら、今年のビンテージラベルについてもやり取りをさせていただきました。
園枝さんの最新情報は、Six Cloves WinesのInstagram(@sixcloveswines)でも発信されています。
もし興味がある方はぜひご覧ください。

最後に
現地での貴重な1日を、本当にありがとうございました。
そしてこれからも、デザイナーとしてSix Cloves Winesの世界観を形にするお手伝いができることを、心から楽しみにしています。
