ロンドンデザイン留学|ファッションコース

海外でデザインを学ぶ

私はロンドン在住時、時間を見つけてデザインコースやワークショップに参加していました。
本業へのスキルアップや気になる分野の講座など、ロンドンは学ぶ環境が選べる程あります。
そんな数ある選択肢の中から、私はロンドン芸術大学(University Of The Arts London)のショートコースを受講しました。
私が受講したのは下記の4コースです。

  • Expressive Drawing (描画)
  • Strategic Branding Identity and Brand Experience (ブランディング)
  • Creative Direction (クリエイティブディレクション)
  • Fashion Mix (ファッション)

今日はFashion Mix Short Courseについての記事を書きます。

Fashion Mix

ファッションコレクションのテーマ決めからコレクションまでの一連の流れを学びました。
私はテキスタイルデザインに興味があり、デジタルで柄のデザインを探求・制作しています。
その上で洋服への理解を深めたく、この機会に挑戦してみました。
今回の講座は洋服のコーディネートとは違い、「どんなファッションコレクションにするか」について理解を深めるものでした。
私にとって新ジャンルで、平面作業から立体のデザインへと転換していく工程はとても新鮮で、
パッケージにも洋服のようにファブリック素材を着せても面白いんじゃないかと思いました。
まずどんな雰囲気のショーにするのか、ムードボードを作ります。

学校の図書館へ行き、素材を集めます。
この時のポイントが、完成された作品ではなく、手触りや配色、雰囲気がわかるものを集めることでした。
私夕日のグラデーションが好きなので、昼と夜の間のように、変化の中間を表すものを探りました。
コンセプトは「変化が溶ける混ざり合い」にし、ムードボードを完成させました。
洋服になった場合、どんな雰囲気になるのか、イメージを膨らませます。

ムードボードはマップのようなもので、ペアの方にモデルになってもらい、
布とまち針でそのコンセプトに沿った洋服の形状を考えます。

そしてこの形状を使ったデザインを、洋服が美しく見えるように、
人物の頭身を考えながらスケッチします。

感想

今回のコースはほとんどがアナログ作業で、指先で感じる柔らかさを感じながら取り組めました。
私は普段デジタル作業がメインですが、10代の頃ファッション雑誌や紙袋でコラージュを作っていたことを思い出します。
新たな切り口として今回の学びを実践的に活用できればと思います。

デザイン留学申し込み方法

私はエージェントなどは使わず自分で調べて直接コースを申し込みました。
世界各国の生徒さんと交流ができる機会は貴重な経験でした。
私が受講した大学のリンクを共有します。参考程度にご活用ください。
ロンドン芸術大学ショートコース(University Of The Arts London Short Courses)