05 2月 ロンドンデザイン留学|ブランディングコース
海外でデザインを学ぶ
私はロンドン在住時、時間を見つけてデザインコースやワークショップに参加していました。
本業へのスキルアップや気になる分野の講座など、ロンドンは学ぶ環境が選べる程あります。
そんな数ある選択肢の中から、私はロンドン芸術大学(University Of The Arts London)のショートコースを受講しました。
私が受講したのは下記の4コースです。
- Expressive Drawing (描画)
- Strategic Branding Identity and Brand Experience (ブランディング)
- Creative Direction (クリエイティブディレクション)
- Fashion Mix (ファッション)
今日はStrategic Branding Identity and Brand Experience Short Courseについての記事を書きます。
Strategic Branding Identity and Brand Experience
戦略的ブランドアイデンティティのコースでは、新規ブランドの立ち上げや、ブランドのリニューアルについてのプロセス全体を学びます。
マーケティングに沿ったブランドのポジショニング、ブランドの表現、ブランドエクスペリエンスに至るまで、講師の経験と共に実践的な理解を深めます。
デザイン作業に入る前に、コンセプトやブランドパーソナリティを確立させることが重要になります。講師の方はそれを流氷に例えました。
水面から見えてる部分を「ビジュアルデザイン」とした場合、水中の見えいない部分がコンセプトやブランドパーソナリティ、マーケティング戦略などにあたります。
実は水中に沈んでいる部分の方が大きい。つまり、目に見えるビジュアルを作るために、作業前のコンセプト付けは、必須のプロセスなんです。
早くデザインを見たいお気持ちはわかりますが、このプロセスに時間をかけることで、
密度の高いビジュアルをデザインすることができます。
この講座を通して、チャイムデザインの英語ロゴをデザインしました。
幅広い業種の案件をデザイナーとして携われるよう、常にシンプルでフラットな状態でいたいという想いと、
優しくて洗練された雰囲気をタイポグラフィとしてデザインしました。
小さいサイズで表記されてもちゃんと読めるか、文字としての視認性は問題ないかなど、見た目の検証を何度も行いました。
感想
すぐに業務で実践できることばかりで、今回の講座が私は一番好きでした。
ブランディングは、一人の人間を語るようなものです。
人には好きな食べ物、苦手な食べ物、好きな曲、心地がいい場所など、語り尽くすとキリがないほど個性があります。
ブランドもそれくらい語れるものです。これからブランディングをする方もそれくらい語っていいんです。
そのことをロジカルに講師の方が説明してくださり、とても楽しかったです。
デザイン留学申し込み方法
私はエージェントなどは使わず自分で調べて直接コースを申し込みました。
世界各国の生徒さんと交流ができる機会は貴重な経験でした。私が受講した大学のリンクを共有します。参考程度にご活用ください。
ロンドン芸術大学ショートコース(University Of The Arts London Short Courses)