2023年もありがとうございました

本年も大変お世話になりました。
2021年から2023年の10月までイギリスのロンドンに住んでおり、
そんな中、チャイムデザインにご依頼頂き、デザイナーとして様々な制作をさせて頂きました。
離れた地からもチャイムデザインを選んでいただき、心より御礼申し上げます。

海外に暮らすのは人生で初めてでした。
なぜロンドンを選んだかというと、世界の都市総合力ランキング第一位だったからです。
デザイナーの先輩に、「もっと色々と見た方がいいよ!」とご助言頂き
この都市に来ればデザインやブランディングを生活の中で感じられると思いました。

渡英するとやはりその通りで、まだまだ英語の看板がちゃんと読めない頃、
情報を受け取る上でビジュアルデザインの存在によく助けられたことを今でも覚えています。
この感覚はデザインをする上で特に気を付けるポイントになりました。

そもそも英語が喋れる方だと思って渡英したばっかりに、期待外れの挫折の日々。
ロンドンのデザイン事務所で自分の制作物をプレゼンさせて頂く機会があり、
語学学校に加えマンツーマン英会話レッスン、そしてオンライン英会話も追加し、
当日を迎えましたが、満足のいくものではありませんでした。
ただ、幸いデザインが発するメッセージをキャッチして頂き、
国を超えて自分の制作物の講評を目の前にいるクリエイティブディレクターの方から
生の声を聞けたのは、行動したからこそ得られた喜びでした。

このタイミングから、デザイン関連の方との繋がりや学びを増やせる
ロンドン生活にしたいと決心し、英語学習に集中することにしました。
運よくEC Londonという英語の語学学校からお仕事のオファーを頂き、
最高の環境に身を置きながら、現地企業の経験を積ませて頂きました。
世界中に20校以上校舎を構えているEC English Center。
そのLondon校に在籍していたのですが、企業ブランドがしっかりと確立しており、
これまたブランディングの大切さを勉強させて頂きました。
(もちろん日本人スタッフが私だけの中、業務もしっかりとこなしていましたよ!)

そしてロンドン2年目に入りデザイン留学に挑戦。
ロンドン芸術大学(University Of The Arts London)のショートコースを4科目受講。
実際にデザイン分野で働いてる方が、キャリアアップの為に受講していたりと、
ここで英語学習の成果が少しずつ発揮され始めました。

書き綴るとキリがないほど、夢のような時間を過ごさせてもらいましたが、
学びは英語とデザインだけではありませんでした。
国を越えても、自分は自分であり、人は人であって、
「日本人の私」から「日本で生ま育った私」へと、考えた方が少しだけ変化した気がします。
どこで生まれ育っても、しゃべる言葉が違っても、同じ人間である事に変わりはなくて、
特別なことはなくて、人生の中で特別だと思える瞬間を味わえる心を持てたら、
それは幸せだなと、そう思いました。

最後まで読んで頂きありがとうございます。
新年もどうぞよろしくお願い致します。
どうぞ良い年をお迎えくださいませ。